パソコンGPSニュース

パソコンGPSショップ のメールニュースです。

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では扱っていないGPSレシーバの記事や、
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2000.3.27号
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         パソコンGPSニュース  2000/03/27号
           株式会社  システムプロデューサアソシエイツ


                  【発行部数:1436部】


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みなさん、
こんにちは。いよいよ、春ですね。
弊社出荷センターのある、房総地方は、
いつの間にかお花畑も満開となり、春、真っ盛りという感じです。
みなさんのところは、いかがですか?
さて、パソコンGPSニュース最新号をお届けいたします。






■目次――――――――――――――――――――――――――――■
|1.【GPS評論2】 GR−80試用記
|2.【GPSプロショップ】オープンしました。
|3.「ジュピター」デビュー
|4.【連載】小林さんのGPS日記(6)
|
|★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
|★     パソコンGPSニュース 特価市     ★
|★    *****************    ★
|★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
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□【GPS評論】の第2弾として、GR−80を取り上げました。
|堅牢、シンプル、ノイズに強い、しかもお手頃な値段!!
|とくれば、見逃す手はありません。
|ぜひ、ご覧下さい。
|
□パソコンGPSショップ【楽天市場店】内に
|【GPSプロショップ】が開店いたしました。
|最近、SPAは、なぜ「ショップインショップ」ばかり
|オープンするのか?
|その謎が、今、明らかになります。
|(といった、大げさなものでもないか...(^^;;)
|
□好評連載中の「小林さんのGPS日記」
|今回は、「史上最強のパソコンGPS」のはずですが...。
|
|では、本号も最後までごゆっくりとご覧下さい。






▽――――――――――――――――――――――――――――――▽
1.【GPS評論2】 GR−80試用記


GR−80は、中波用DGPSレシーバです。
http://www.rakuten.co.jp/gps/366951/386402/


同じ中波用DGPSレシーバであるDBR−4等とは違い、
DGPS局を手動で設定しなければなりません。
また、アンテナも1.2mのホイップアンテナを持ち歩かなければ
なりません。
しかし、最近、何故か、評判が良いようです。
その謎を探るべく、試用してみましたので、ご報告いたします。


●実験場所
実験場所は、東京の品川区大崎。
ビルの最上階のペントハウス(屋根裏部屋ともいう)のベランダです。
東京湾からそれほど離れていないので、中波は簡単に入りそうですが、
ノイズが多いのか、今まで受信に成功したDGPSレシーバの数より、
失敗した数の方が多いという難所です。
ここで受信に成功すれば、まあ使い物になると言って良いと思います。


●GR−80の外観
本体の大きさは、底の深い弁当箱(いわゆる、ドカ弁)くらい。
アンテナは別です。


さすが船舶用だけあって、どっしりとした質感があります。
ケーブルも太く、アンテナの基部も頑丈にできています。


●RS−232Cの準備
GR−80は、いきなり使うわけにはいきません。
通信仕様のデフォルトがRS−422なので、パソコン用GPSの場合は
RS−232Cに切り替える必要があります。


手順は、取扱説明書に書いてあります。
(1)表のパネルを外し、内側についているケーブルを外す。
(2)裏のパネルを外し、基板を引き抜く。
(3)基板のJ3(RS−422)に差し込んであるコネクタを
   J4(RS−232C)に差し替える。
(4)基板とパネルを元に戻す。


慣れると、どうということがない作業ですが、初めての場合は、
多少とまどうかも知れません。
特に、(1)の内側のケーブルを外すとか、(4)のコネクタを
差し替える作業が、神経を使います。


また、私が、10台作業した中で(何で、10台も作業するのだ?!)、
1台裏蓋のネジがどうしても回らないものがありました。


そのようなこともあり、GR−80を、DGPS接続ケーブルと共に
お求めになるお客様に対しては、RS−232Cへの切替作業を
行った後、出荷させていただくことにしました。
これだと、お客様は、次の設置作業から行えば良いということになります。


●アンテナの設置
アンテナの基部に、1.2mのホイップアンテナを差し込みます。
アンテナの固定は、付属のパーカークランプで行います。
別売のアンテナベース(起倒式)を用いることもできます。
http://www.rakuten.co.jp/gps/366951/386398/#DBR4ANTBAS2


忘れてはならないのは、アンテナのアースを取ることです。
これを行わないと、受信できません。
実験では、ベランダの鉄柵にテープで貼りました。
こんなものでも、やるとやらないとは大違いでした。


●結線
GR−80の裏蓋に、電源ケーブル、アース線、アンテナケーブル、
そして、DGPS接続ケーブルのコネクタを接続します。
GR−80本体のアース線は、スチール机の脚に、テープで貼りました。
(何だか、いい加減ですね。でも、これで受信してしまうところが
スゴイ!?)


まず、GR−80単独で受信してみます。
GR−80は、前面パネルに表示部があるので、単独で受信状態を
知ることができます。


●電源の投入
GR−80の電源ケーブルに、DC12Vを供給します。
前面パネルの表示部が明るくなり、
「初期化」−「DGPS局情報の読込」が始まります。


●初期設定
取扱説明書によると、この段階で
(1)ボーレートの設定
(2)データフォーマットの設定
(3)海域の設定
(4)受信モードの設定
を、行うことになっていますが、
それぞれ、デフォルトで、
(1)ボーレートの設定    :4800bps
(2)データフォーマットの設定:8−6
(3)海域の設定       :3(日本近海)
(4)受信モードの設定    :手動選択
となっているので、この作業は行いませんでした。


●DGPS局の設定
前面パネルには「NM アバシリ」と表示されています。
NMとは、基地局の手動選択の意味ということらしいので、
いきなり、▲キーを数回押します。
すると「NM ウラヤス」という表示になります。
この状態で数秒待つと、同期ランプが点灯し、DGPS補正情報の
受信が始まったことが、わかりました。


あまりのあっけなさに、一瞬ア然としました。
繰り返しになりますが、行う作業は、基本的には
「設置して、接続して、電源を入れ、▲キーを数回押す」
これだけです。


試しに、どの位の強さで受信しているかを、調べてみることにしました。


●受信強度の表示
前面パネルにある「メニュー」キーを押し、メニューモードにしてから
▲キーを数回押します。
表示が「SS,SNヒョウジ」になったら、「入力」キーを押します。
これで、信号強度(SS)と、対雑音指数(SN)が表示されます。
現在の状況は、「SS=048 SN=022」です。
まあまあではないでしょうか?
ちなみに、DGPS補正情報が受信状態にあるときのSN値は、
21〜22だということです。


●GPSレシーバとパソコンの接続
いよいよ、GR−80に、GPSレシーバとパソコンを接続してみます。
今までの例ですと、この段階まではなんとか来るのですが、
GPSレシーバやパソコンと接続したとたん、ノイズを拾って
受信できなくなるケースも多いので、緊張します。


GPSレシーバは、GM−38:マーキュリーを使用しました。


DGPS接続ケーブルの一方のDsubにGM−38:マーキュリーを、
もう一方のDsubにパソコンを接続します。
GM−38:マーキュリーに電源(DC5V)を供給します。


前面パネルの表示を見ていましたが、受信強度の数値は、
一瞬下がりましたが、すぐに元に戻りました。


GM−38:マーキュリーが測位状態になると、すぐにDGPS測位が
始まりました。


●受信状況
しばらく様子を見てみましたが、SS値は「46〜48」の範囲にあり、
SN値はたまに20に下がることもありますが、ほとんどは、
22でした。


GPSレシーバから出力される、DGPS経過時間は、「1〜2」秒
といったところです。


●他のDGPS局の受信
浦安局からの受信を行って来たわけですが、他のDGPS局も
受信できないかと、試みてみました。


一番期待したのは、中波DGPSの最初の基地局である「剱崎」です。
しかし、結果は、残念ながらすべてNGでした。
(四国の大浜が受信できたので、一瞬どよめいたのですが、
調べたところ、大浜の周波数は浦安と同じ、つまり、浦安局のデータを
受信していました)。


剱崎は、距離的には充分受信できる位置にあると思うのですが、やはり
地形的なものが影響しているのでしょう。


海上保安庁が、東京湾の一番奥である浦安にDGPS局を設けた理由も
理解できたような気がします。


●結論
結論として、GR−80は「堅牢、シンプル、ノイズに強い」
ということで、結構、使えるなという気がします。


現在、中波用DGPSレシーバが、比較的高い価格帯にあるので、
リーズナブルな価格にあるGR−80は、今後、
中波用DGPSレシーバの主力機の1つになりそうな予感もあります。


[文責:Y. Higashi]






▽――――――――――――――――――――――――――――――▽
2.【GPSプロショップ】オープンしました。


「【楽天市場店】が出来て、多少買い物しやすくなったけど、
【本店】の方はどうにかならないのかね!!」


「相変わらず、ジュピターはわかりづらいし、
SPAは、初心を忘れているのとチャウ!!」


そんなお客様の声に応えるべく編み出した必殺技が、なんとお店の中に
さらにお店を作ってしまおうという「ショップインショップ」コンセプト。


3月10日オープンの「アウトドアGPSショップ」に引き続き
いよいよ「GPSプロショップ」がオープンしました。
http://www.rakuten.co.jp/gps/387357/


さて、いよいよ準備万端です。
(エッ、何の準備かって?、それは、今後のオタノシミ...desu)






▽――――――――――――――――――――――――――――――▽
3.「ジュピター」デビュー


新設の「GPSプロショップ」に、ジュピターがデビューしました。
http://www.rakuten.co.jp/gps/387357/387363/


GPSプロショップの栄えある第1弾として何が良いか、ケンケン
ゴウゴウの議論があったのですが、やはり、今や、DIY用GPS
レシーバとして定番の感がある「ジュピター」しかないであろうと
いうことで、落ち着いたものです。


同時に、今までわかりにくかった、パソコン接続ケーブルの単独測位や
DGPS測位用の区別、あるいは、延長用アンテナやケーブルの見直し
等も行いました。


今後とも、ジュピターをよろしくお願いいたします。






▽――――――――――――――――――――――――――――――▽
4.【連載】小林さんのGPS日記(6)


GPS日記を付け初めて、最近では、皆さんから色々とお便りをいただく
ことも多くなりました。大変嬉しいです。今後も疑問やら励ましやら
ありましたら、なんでも結構ですので、SPA気付でお手紙(メール)を
下さい。お願いします。


さて、前回のFM多重DGPSについては、お便りの数も多かったようです。
皆さんの関心の高まりを感じました。
その中で、これは、皆さんにお知らせしなければいけないなと思うこと
が、3つほどありましたので、今回は、これについて書くことにします。
(史上最強のパソコンGPSは、次回になります。御了承下さい)


(1)中波DGPSの更新時間について
最初は、中波DGPSの更新時間についてです。
私は前号で
「中波のDGPSの場合は、補正情報を毎秒放送しているので、もっと精度

が良くなるのでしょうが...」
と書きましたが、それについて
「中波DGPSは、毎秒受信だが毎秒更新ではない。この点誤解を与えるの
では?」
という、お便りをいただきました。
確かに読み返して見ると言葉が足りなく、皆様に誤解を与えてしまう面
があったようです。ここで、お詫びし訂正させていただきます。


GPSの測位原理は、各GPS衛星の位置と衛星からの距離を知り、その交点
から、現在位置を求めようとするものです。
DGPSの補正情報は、各GPS衛星毎に距離の補正量が与えられるので、
それで距離を補正し、測位計算をやり直せば、より精度が高い位置を
求めることが出来ます。


中波DGPSは、確かに毎秒放送しているのですが、伝送速度が200bps
という極めて低速のため、1秒間ですべてのGPS衛星の補正情報が送信で
きません。また、GPS衛星の補正情報だけを放送しているわけでなく
他の情報も放送してます。
そんなわけで、中波DGPSを使用した場合には、毎秒、幾つかの衛星の
情報は補正しているが、すべての衛星の情報を補正しているわけでは
ない、という状態になっています。


1つの衛星について、どの位の間隔で補正されるのかは、お便りをいただ
いた方が同時にデータの一部を送っていただきましたので、それを見る
と、3〜5秒間隔かなという感じでした。
1997年の「GPSシンポジウム」で、海上保安庁の方の発表があったので
すが、そこでも、3〜5秒間隔という数値だったように記憶しています。


(2)DGPSの経過時間について
次は、DGPSの経過時間についてです。
これについて、私は日記の中でまったく触れなかったのですが
「DGPS補正情報の受信を中断すると、だんだんと精度が悪くなるので
それについても説明して欲しい」というお便りをいただきました。
ここで、説明したいと思います。


DGPSは、GPSの人為的なゆらぎであるSAを排除する目的で始まった
ものですが、このSAは、時間と共に変化していきます。
SAの変動がどの位あるかというと、「4〜12分周期で最大70mにも達する
不規則なものである」(1999年、GPSシンポジウム資料)という、
発表があります。


つまり古いDGPS補正情報は役に立たないわけです。
では、どの位の間、有効かというと、
これは、NiftyのGPSフォーラムのシスオペである桑野さんに教えて
いただいたのですが、
「RTCM SC-104では30秒をリミットとして設定している。
生成から10秒以内であればほとんどの誤差は消すことができると言われ
ている」
とのことでした。
ちなみに、DEV003とGM-38:マーキュリーでFM多重の受信状態を変え
ながら色々と実験したところ、補正情報を取得して15秒以上経つと
DGPS状態から単独測位状態に変わりました。
このDGPS情報の経過時間は、GM-38:マーキュリーのGGAセンテンス
で知ることができます。


(3)中波DGPSかFM多重DGPSか
さて、最後はいよいよ中波DGPSとFM多重DGPSのどちらが、
精度が良いかという話題です。


これは、なかなか難しい問題です。
この問題にまともに取り組んだレポートもあまりありません。
私が唯一知っているのは、1999年のGPSシンポジウムで
東京商船大学の安田先生の研究室が発表されたデータです。
この内容は、「パソコンGPSニュース」の12月18日号にも
載っています。


そこで、先ほどの桑野さんにそれについての見解を伺って見ました。
その結果は、
「通常の安価な市販GPSユニットなどを使う場合にはDGPS補正情報データ
の精度差を論議する次元にはならない。
精度の差を考えるなら、GPSの受信が良好なこと、DGPS補正情報を確実に
受信するといったアンテナや受信環境に関する問題の方が大きい」
といったお答えでした。


(3)の話題については、皆さんも実感として色々なご意見をお持ちの
ことと思います。
私も今後のテーマとして、引き続き関心を持ち取り組んでいきたいと
思っています。


というわけで、今回の日記はこれで終わりです。
今回の稿をまとめるにあたり、NIFTYのFGPSのシスオペの桑野さんには
色々とお世話になりました。ありがとうございました。


また、私の質問に対する正式な回答が、FGPSの方にアップされて
いるとことです。
興味のある方は、どうぞそちらをご覧下さい。
では、さようなら。


[小林  一]






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